業務用エアコンの設置工事はどのくらい日数がかかる?
業務用エアコンを新規で設置する場合や入れ替えを行うという場合に、不安になるのが大規模な工事になるのではないか?壁などを壊す必要があるのではないか?などという工事に関することでしょう。中でも設置工事が完了するまでに、どのくらいの日数がかかるのかはとくに気になることでしょう。結論から言えば状況によって異なるということです。基本的には1台を新規で導入するという場合や1台を入れ替えるという工事であれば通常1日程度で工事が完了します。
ただし、新たに電気工事を行う、台数が多いなどの場合には工事期間が数日かかるなどのケースもあります。必ずしも1日で完了するというわけではありませんので注意しましょう。業務用エアコンを設置する際には、基本的には壁などを壊すということはありません。万が一そのような場合には事前の現地調査などで業者から説明があります。現地調査の際に、工事にかかる日数が気になるということであれば、業者に質問してどのくらいの日数がかかるのかを確認しておきましょう。また、業者が忙しい夏の時期などは工事までに日数がかかるということもありますので、工事の日程などは常に余裕を持って準備をしておくようにしましょう。
業務用エアコンの室内機・室外機の豆知識
業務用エアコンの室内機には埋込と露出がある
業務用エアコンには、色々なものがありますが大まかにわけると2種類のものがあります。それは埋込タイプと露出タイプです。両者の大きな違いは室内機が埋込か露出しているかという違いです。それぞれの部屋の形や形状、天井のつくりなどによって設置することが出来るものと出来ないものがあります。
埋込タイプと露出タイプのどちらがよいのかについては、部屋の形状や状況などによって異なりますが、一般的にはデザイン、見た目を重要視したいという人は埋込タイプがよいでしょう。天井に埋め込むスペースなどがないという場合には露出タイプの方がおすすめです。
埋込タイプで一般的によく知られているのが、天井埋込カセット形と呼ばれるものです。この天井埋込カセット形の4方向タイプであれば部屋の中をムラなく冷やす、もしくは暖めるということが出来るので、おすすめです。また、目立たない部屋の隅に設置するという場合には同じ天井埋込カセット形でも1方向タイプのものを使用すると良いでしょう。
露出タイプは見た目は少し悪くなりますが、あまり設置する際の制限を受けないので、色々な場所に設置することが出来ます。埋込タイプよりも設置しやすいのが魅力的です。どちらにするかはそれぞれの部屋の状況にあわせて、それにあったものを選ぶようにするとよいでしょう。
業務用エアコンの室外機には転倒防止が重要
業務用エアコンの室外機は、非常に重量がありますが台風や地震などによって転倒してしまうという可能性があります。室外機が転倒してしまうと、中の冷媒ガスが漏れだすことや配管が損傷するという被害だけでなく通行人などに被害を与えてしまうという可能性もあります。また、修理をする場合にはかなりの費用がかかりますし、通行人に怪我をさせてしまった場合にも相当な金銭的負担となります。そのようなリスクを低減するためには、しっかりと室外機が倒れないようにしておくことが大切です。
室外機が倒れないようにするためには、スライドブロックなどのコンクリート架台の上に室外機を設置して固定します。コンクリート架台は重みがあるので、転倒しないようにするためには重要なアイテムです。さらに、それだけではなく室外機と壁面を支持金具で固定して転倒を防ぐようにします。ビルの屋上などに設置するという場合には、ワイヤーなどを使って転倒しないように固定をするという場合もあります。自然災害はいつ起こるのかわかりませんので、万が一の時のことを考えてしっかりと室外機の転倒防止策を講じる必要があります。ぜひ、業務用エアコンを設置する際には覚えておきましょう。